Webプッシュ通知で広がるデジタルマーケティングの世界

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スマートフォンアプリでは知らない人は居ないであろうプッシュ通知ですが、Webサイト上からワンタップで簡単にオプトインを取りユーザへプッシュ通知を届けることのできるWebプッシュ通知で、デジタルマーケティングは今後どのように変わるのでしょうか。単なるWebマーケティングのツールに留まらないWebプッシュ通知の概要や実力についてまとめてみました。

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Webプッシュ通知とはそもそも何か

2015年の初旬頃より各ブラウザに搭載され始めた仕様により、従来のプッシュ通知のようにアプリに送るのではなくWeb(ブラウザ)に対してプッシュ通知を送ることができるWebプッシュ通知という仕組みが使えるようになりました。
このWebプッシュ通知という仕組みを使うことで、スマートフォンアプリと同様にスマートフォンに対しても通知が送れるほか、従来はできなかったデスクトップに対してもプッシュ通知を送ることができます。
また、メールとは違いメールボックスなどに届くのではなくスマートフォンでもPCでも端末の画面上へ直接表示することができるという特徴を持っており、適切に活用すれば強力なマーケティング・チャネルとして機能すると考えられます。

Webプッシュ通知をどう使うか

新たなマーケティング・チャネルとなりえるWebプッシュ通知ですが、どのような活用が考えられるでしょうか。ここではWebプッシュ通知を既に活用をしている業界やサイトについて解説をします。

ウェブメディア・ブログ

最も考えやすいのはウェブメディアやブログです。サイトのユーザ(読者)に対して更新情報をPC・スマートフォン問わずプッシュ通知で配信することができます。
現に、Push7でも数多くのウェブメディアでご導入を頂いております。

ECサイト

ECサイトでの導入も進んでいます。ユーザがメールを読まなくなってきたことに起因し従来のメールマーケティングの効果が落ちてきている今、
商品の出荷情報や新製品のキャンペーン情報などを配信するサイトや、カート落ちしたユーザへ通知を配信するサイトが増えています。
また、個々のユーザにカスタマイズして配信することでCTRを上げ、ユーザに好まれる通知の配信に取り組んでいる会社もでてきました。

その他のキャンペーンサイト

キャンペーンサイトやポイントサイトでの導入も進んでいます。
Push7ではCCCの「Tポイント」や富士通系のポイントサイト「Lifemedia」などでもご活用を頂いています。

実店舗や施設

Webプッシュ通知というぐらいですから、実店舗などへの導入は進んでいないと思われがちです。
しかし、実店舗を構える企業でも導入は進んでいます。
従来メールで行っていたクーポン情報の配信などを来店履歴などと結びつけて配信することのできる機能をご活用いただいています。

Webプッシュ通知とメールマーケティング

Webプッシュ通知を活用するサイトの中には、メールマーケティングの代替として利用する企業が多く存在します。
そこで、Webプッシュ通知とメールマーケティングをどのように使い分けていくべきかそれぞれの特徴を踏まえて解説します。

Webプッシュ通知 メール
到達率 ほぼ100% 10%~20%
CTR 15~30% 3~5%
オプトインの難易度 ◯(ワンタップのみ) ×(メールアドレス入力等)
クリエイティブ ×(短文テキストと画像のみ) ◯(HTMLメールなど)
作成の難易度 ◯(短文テキストと画像) ×(ライティングが大変)
導入の難易度 ◯(jsを1行読み込むだけ) ×(スタンドとの契約等)

※Webプッシュ通知はPush7の実績値
それではそれぞれについて解説をします。

到達率

まず、到達率ですがこれはメールの場合メールを開封する率となります。
一般的なメールマガジンにおいては10%~15%程度というのが一般的とされています。
一方、Webプッシュ通知についてはユーザの画面上に直接全クリエイティブが表示されます。従って、殆どの確率で到達をしユーザが視認することとなります。

CTR

メールマガジンにおける一般的なCTRは数%、高くても10%程度が一般的とされていますが、Webプッシュ通知では15%~30%程度がクリックしサイトへランディングします。
また、時間や属性を絞るなどして改善をすると高い場合50%以上が開封するといった実績もでています。

これらの数字より、Webプッシュ通知、メールでそれぞれ単純に1万通配信した場合のサイトへランディングする割合を考えてみましょう。
まず、メールでは1万通送った中から開封するユーザは10%~20%ですから、1000人~2000人となります。
更に、CTRを仮に5%とすると、500人程度が開封しサイトへランディングすることとなります。

次に、Webプッシュ通知ではどうでしょうか。まず、開封率はほぼ100%ですから仮に90%としても9000人はクリエイティブを視認をすることとなります。
加えてCTRを仮に30%とすると、3000人がサイトにランディングする計算となります。

オプトインの難易度

メールマガジンにおいては、まずユーザのメールアドレスを取得する必要がありますから、そのコストが掛かります。
一方で、Webプッシュ通知ではWebサイト上から1クリックでオプトインが取れ、ユーザ情報の取得も必要ありません。

クリエイティブの質

メールマガジンの特徴として、HTMLメールなどを利用してリッチなコンテンツを配信できるという点があります。
また、Webプッシュ通知とは違い文字数に制限はありませんから、長文のテキストや複数の画像コンテンツを載せて配信することが可能です。
一方で、Webプッシュ通知では載せられるのは数十文字~100文字強程度の短文と画像1枚のみとなります。

作成の難易度

メールマガジンは先述した長文を記載し複数の画像コンテンツを載せられるという特徴から、どうしてもライティングに手間がかかり、画像選別の時間も掛かります。また、リッチなコンテンツを配信する場合には更に手間が加わることとなり、コストパフォーマンスが悪化します。
一方、Webプッシュ通知では載せられるコンテンツが短文テキストと画像1枚という特性上数分でライティングをして送信することが可能です。
従来メールマガジンなどを用いたマーケティングでは専任の担当者を置く企業もあるほど手間がかかるものでしたが、Webプッシュ通知ではそういった手間は一切かかりません。

導入の難易度

メールマガジンでは、自社で配信システムを構築する他、既存の配信システムを持つベンダーと契約しつなぎこむと言った作業が必要でしたが、Webプッシュ通知ではjsをサイト上に設置するだけで導入が完了します。
加えてPush7では、jsの他にQRコードやリンクなどといった様々な導入方法をご用意しております。

これらから考えると、Webプッシュ通知とメールはそれぞれ一長一短であり、例えばクリエイティブの質を求める場合や長文・リッチなコンテンツを配信したい場合にはメールマガジンなどが最適です。
一方で、かんたんな通知をユーザに届けたいと言った目的などではWebプッシュ通知が最もかんたんなユーザへのコンタクトチャネルとなり得ます。

Webプッシュ通知の活用において注意するべきこと

Webプッシュ通知はユーザの端末に直接通知を配信できるなど、既存のマーケティング・チャネルに対して大きなアドバンテージを持っていることをご紹介しました。
しかし、それは裏を返せばユーザに最も嫌われやすいマーケティング・チャネルであることを配信する側は認識する必要があります。
デジタルマーケティングに留まらずマーケティングでは、短期的なCVRに拘ることも大切ですが自社のブランディングなどといった面でのケアも中・長期的には重要となります。
そこで、Webプッシュ通知をメールマガジンと同じように1日何通も送付すればユーザ側が快く思わないことは明らかであり、結果的にCVRが落ちたりオプトアウトされてしまったりということに繋がります。
Webプッシュ通知はユーザにダイレクトに情報を伝えることのできる貴重なチャネルです。ですから、配信側もそれを意識し活用方法を考える必要があるでしょう。

Push7では、ユーザ毎に個別の通知を配信するなどして、ユーザ側にストレスを掛けずアプローチをすることができる機能を搭載しております。
今後、自動的にパーソナライズした通知を配信するなどの機能も搭載する予定です。
もしご興味がある方はWebプッシュ通知サービス「Push7」までぜひお問合せください。

デジタルトランスフォーメーションを支援する、Webプッシュ通知ソリューション

Push7は、デジタルトランスフォーメーションを支援するWebプッシュ通知ソリューションです。
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